海水浴場で自由研究!スマホ顕微鏡で観察する北の海のプランクトン

理科の自由研究

生物好きのくろーるです。

肉眼で見える最小の生き物・プランクトン。

ミジンコやワムシなどの肉食性プランクトン、アオミドロやミカヅキモなどの植物性プランクトンがよく知られているでしょう。

どちらも川や池に見られるプランクトンで、中学生の理科でも登場します。

では、海のプランクトンといえば?

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そこで、自由研究の一環として「海洋性プランクトン」を捕獲に海水浴場へ!

お手軽!便利に!写真撮影も済ませる!

という理由で、スマホ顕微鏡を最強のパートナーとして携帯していきます。

夏のイベント・海水浴を楽しみながら一緒にこなす自由研究です!!

北の漁場・余市の海水浴場で見つけた海洋性プランクトン

カイアシ類
エボシミジンコ類
不明
不明
不明
ツノケイソウ
カイアシ類

今回の採集場所は、北の漁場・余市の某海水浴場。

砂浜だけではなく、防波堤のブロックや岩場もある場所です。

採集できたプランクトンの種類は、少々足りないとは思います。

種類が特定できなかったプランクトンもありました。

未特定プランクトンは、今後も引き続き調査しようと考えています。

海洋性プランクトン捕獲のコツは岩場・海藻の多いところの海水を!

プランクトンの採集方法は、とってもカンタン!

500mlペットボトルで海水をすくうだけです。

ただ、重要なポイントは、「海藻や岩場を擦(こす)るように海水をすくう」こと。

当たり前のことですが、プランクトンも生き物です。

食べ物(エサ)のある場所にプランクトンはたくさん集まります。

海藻や岩場には、プランクトンの食べ物になる微生物も集まっているからです。

普通に海水をすくったペットボトルと、海藻や岩場付近ですくった海水のペットボトルでは、プランクトンの数に大きな違いあることが肉眼でもわかります。

多種の海洋性プランクトンを求めるなら採集場所・対象を変える!

海洋性プランクトンを採集するのは簡単です。

大きさもありますので、観察対象を探すのにも苦労はありません。

2~3種類のプランクトンなら、すぐに揃うはずです。

しかし、自由研究の素材にするならば、やはり多くの種類も必要になりますよね。

そのためには、″採集場所の違う海水サンプル″″海水サンプルの全数調査″が必須です!

「全数調査」とは、海水サンプル内にいるプランクトンをすべて観察することを指します。

全数調査は時間がかかるし疲れる~

だからこそ、海水サンプルの量は少なめにする代わりに、採集場所を3~5か所にします。

ポイントが変わると見られるプランクトンの種類は劇的に変わるからです。

別に海水浴場を変える必要はありません。

  • 違う岩場から海水をすくう。
  • 違う海藻のある場所から海水をすくう。
  • 違う海綿を採集する。

これだけで、観察できるプランクトンの種類は違うものになるのです。

せっかく観察するなら、さまざまな海洋性プランクトンを見たいものですよね!

持ち運び便利!倍率十分!その場で撮影できるスマホ顕微鏡

海水浴をしながら、夏休みの自由研究を済ませてしまおうという横着者の最強アイテムが「スマホ顕微鏡」です。

スマホ顕微鏡にもいろいろあるのですが、プランクトン観察には倍率が選ぶポイントになります。

分解できるので、軽くて持ち運びに便利なところも良い点です。

難点は、倍率調整と焦点を合わせる作業に慣れが必要なところ。

これについては、いくつか観察しているうちに、うまく調整ができるようになりますのでご安心を!

どんどん観察して、バシャバシャ撮影して、海洋性プランクトンの素材をストックしましょう。

撮影した海洋性プランクトンの写真は帰りにコンビニで現像

わが家では、実際に夏休みの自由研究として海洋性プランクトンのことをテーマにして作成しています。

余市の海水浴場で採集した、いろいろな海洋性プランクトンをスマホ顕微鏡でその場で観察し、撮影した写真は帰りのコンビニで現像までしてきました。

2L判サイズで現像した写真が、見栄えもして良かったですが、どの程度のものを作成するかにもよりますよね。

写真素材までできれば、あとは模造紙にならべて貼るだけでも立派な自由研究の完成です。

さらに海の環境問題、最近ならプラスチック問題などとからめると、より良い作品になるのではないでしょうか。

まとめに:グロかわいい海洋性プランクトンから海の環境を想う

海洋性プランクトンは、赤潮などの原因となり、ときには地球規模の気候変動にも影響を与えています。

その一方で、多種多様な海の生物の命の源でもあります。

先程も触れたとおり、″海の分解者″としての役割もある海洋性プランクトンにとって、海に投棄されるプラスチックごみは、ある意味では天敵ともいえるでしょう。

かわいいばかりではなく、グロテスクな容姿の種類もある海洋性プランクトン。

グロかわいいところに興味をもってくれることで、海の環境にも関心を向けてもらえると、意義のある海水浴にもなるのではないでしょうか。

″勉強は遊びから″ですよ

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