札幌から函館１泊２日で満喫函館旅行記：車ありモデルコースを予算付公開！

旅に出たい、くろーるです。

北海道では札幌に次ぐ２番目に観光客数の多い函館。

異国情緒に溢れた景観と歴史浪漫を体感できる街並み、新鮮素材を堪能するグルメ！

北海道民から旅行先として人気が高く愛されています。

北海道新幹線が開通したことで、新千歳空港を経由しなくとも直接函館へ行くことも可能になり、ますます便利な観光地となりました。

そういう想いを持った私が企画、実行したプランを予算も含めて全公開！！

こんな方にも対応できるプランです。

さぁ！函館でいっぱい遊びますよ！

１泊２日函館旅行記【１日目】

（1日目行程表）

７：００	札幌出発
１２：００	五稜郭・五稜郭タワー
１４：００	グルメ回転寿司『函太郎 五稜郭店』
１５：００	土方・啄木浪漫館
１６：００	ホテルチェックイン （函館国際ホテル泊）
１７：００	函館山夜景見学 （市電→函館山ロープウェイ利用）
１８：３０	函館山下山 （函館山ロープウェイ→市電利用）
１９：００	『いか太郎本店』
２１：００	ホテル帰着

７：００　札幌出発

札幌北IC（道央自動車道を利用）→大沼公園IC→函館新道を利用して函館市内へ

途中、サービスエリアで休憩を取りながらの移動です。

まずは、知的に函館の歴史を学びましょう！

１２：００　幕末歴史浪漫を肌で感じる五稜郭公園・五稜郭タワー

お昼に到着したものの、ランチ前にちょっと観光を。

北海道において幕末の歴史に触れることのできる数少ない場所のひとつが、ここ五稜郭です。

五角形をした西洋様式の城郭は、守備に死角の無い難攻不落の要塞といわれています。

そのため、鳥羽伏見の戦いから始まる戊辰戦争の実質的な最期の戦場ともなりました。

血生臭い激戦地だった五稜郭も、今では春には桜の名所となり、函館市民だけではなく北海道内外からも観光客が訪れる場所となっています。

隣接する五稜郭タワーの展望室に昇ると、五角形の美しい城郭が一望できるとともに、歴史的経過なども知ることのできる博物館要素もあります。

五稜郭タワー内には、土方歳三（ひじかたとしぞう）のブロンズ像がタワーの入口と展望室の２ヵ所あります。

土方歳三といえば、幕末の動乱のシンボルでもある新撰組の“鬼の副長“

その“鬼の副長″土方歳三終焉の地が、ここ函館です。

北海道を舞台にした漫画『ゴールデンカムイ』でも登場し、あらためて注目を集める人物。

漫画内でも重要なキーマンであり、カッコイイおじいちゃんでもある土方歳三。

歴史好き・ゴルカムファンは、ぜひ記念写真に収めてくださいね。

１４：００　ヤリイカ握りは外せない！グルメ回転寿司『函太郎 五稜郭店』

五稜郭公園内をあちこち歩き疲れたところで、少し遅めのランチへ。

函館旅行１食目にはやっぱりお寿司でしょ！

ということで、五稜郭公園近くのグルメ回転寿司『函太郎 五稜郭店』に決まり！

五稜郭公園裏門から出ると歩いて２～３分なので徒歩でもいいですし、車移動でも近距離です。

周囲を塀で囲った数寄屋造りの外観は、五稜郭近くとあってしっくりきます。

混雑ピークは過ぎた時間とあってか、すぐにカウンターへ通されました。

人気店でもありますので、ランチタイムはかなりの混雑を予想して行かれてください。

『函太郎』で外せないネタは、やっぱり“ヤリイカ”の握り。

イカは函館名物でもありますが、その中でも函太郎のヤリイカの握りは食べて損ナシ！

コリコリの食感だけではなく、イカの甘さが口いっぱいに広がり、何貫でもいけちゃいます。

津軽海峡を隔てた先は青森という土地柄、新鮮な大間のマグロも絶品！

子供に人気のサーモンも脂がノッています。

アルコールや汁物は注文しないものの、３人で食べてジャスト５，０００円！

さすがは回転寿司のコスパの良さを実感しました。

１５：００　函館ゆかりの二人の偉人を知る『土方・啄木浪漫館』

五稜郭公園より南側へ１５分ほど車を走らせると海が見えてきます。

そこは津軽海峡に面して、大森浜が広がっています。

大森浜でカニと戯れた明治の歌人・石川啄木。

大森浜から上陸した新政府軍を迎え討った新撰組副長・土方歳三。

函館に縁（ゆかり）の深い二人の偉人の足跡と記憶を集めた施設が『土方・啄木浪漫館』です。

入館すると迎えてくれるのは土方歳三の像。

日本の歴史上の人物の中でもハンサムさは上位クラスで、人気の高い土方歳三をまじかで拝見できるチャンス！

館内には、土方歳三愛用の刀「和泉守兼定（いずみのかみかねさだ）」のレプリカや新撰組にちなんだ武器・武具が多数展示されています。

幕末の戦場で威力を発揮したガトリング砲のレプリカも展示されており、歴史好きなら惚れ惚れしてしまいます。

２階は石川啄木の展示コーナーとなっており、教師をしていた石川啄木の授業風景が再現されています。

石川啄木の手紙や歌集も展示されていて、貧しい暮らしの中でも美しい歌を詠み続けた情熱を感じます。

浪漫館の横の公園には、石川啄木の像もありますので記念写真にどうぞ。

新撰組・土方歳三の最後！石川啄木の短歌に触れてみましょう！

１６：００　ホテルチェックイン

今旅行のお宿は、ＪＲ函館駅から徒歩５分の函館国際ホテル。

JR駅周辺でもあるので、飲食店には事欠きません。

朝市へも徒歩で近いですが、函館のみに出店している「ラッキーピエロ」もあります

ここまで言いながら、実は函館国際ホテルの朝食バイキングの美味しさは全国に轟くほど有名。

函館の三大ホテル朝食ともいわれています。

私が滞在したときはコロナ禍でバイキングは中止していたため、ある意味良かった。

迷うことなく朝食は朝市に行けましたので・・・・・

１７：００　函館山ロープウェイで行く函館山からの夜景

ホテルでちょっと一休みをしたあと、日本三大夜景と知られる函館山からの函館市街の夜景を見に行きます。

車で行くこともできますが、夕暮れの函館の街並みを感じられる市電を使ってみました。

ホテルから近い市電「市役所前」停から乗車して「十字街」停まで。

そこからは、徒歩で１０分も歩けば「函館ロープウェイ」。

かわいい電車とロープウェイの乗り継ぎは、子供にも楽しいイベントになります。

ロープウェイは風による影響を受けやすく、運行中止のこともありますので、事前の確認は必須です。

現在の運行状況や運行間隔も掲載されていて便利ですよ！

と考えず、夕暮れを楽しむつもりで行くことがおすすめ。

あまり混雑していないだけでなく、函館の街にポツポツと増えていく灯りには哀愁を感じます。

そして、真っ暗になったとき、あの夜景が浮かび上がるのです。

山の上ですので、夏でもない限りはかなり寒いので、しっかり防寒していきましょう。

１８：３０　混雑を避けて早めにロープウェイで下山

日暮れから暗くなるまでの函館の夜景を堪能できたら、ちょっと早めに下山へと向かいます。

団体客が観光バスで到着し始めるからです。

ロープウェイの利用客も格段に増えてきます。

下山途中にロープウェイ内から眺める夜景もおつなものです。

帰りも函館駅方面へ市電を使って行きましょう。

１９：００　お手頃価格で時価の活いかの生き造りを堪能『いか太郎本店』

函館山からの帰りの市電は中心部まで乗車して「函館駅前」停で下車します。

夜の食事の狙いはズバリ！活いかの生き造り！

イカは函館の名物ですが、今は不漁が続いているので、時価で提供されている生き造りも高騰しています。

でも、会社の同僚に教えてもらった『いか太郎』はコスパがいいと聞いていました。

そこで電話で混雑具合を確認し、席だけを予約して夜の函館グルメへGO！

この日の『いか太郎の』での活いかの生き造りのお値段は２，３００円。

ホテルで紹介された他のお店にも問い合わせたのですが、もっと高いお値段でした。

時価にも関わらず、このお値段は良心的。

うねうねと動くイカの身が、いかに新鮮かがわかります。

新鮮なイカの身は透明なことはご存知ですか？

時間が経つごとにイカの身は白っぽくなっていきますが、これは鮮度が下がっている証です。

コリコリとした食感と甘さに舌鼓。

居酒屋ですので、他のメニューもお手頃価格で食べることができます。

自家製〆サバや岩のりおにぎり、ジンギスカンなどもあるので、お子様連れでも安心して利用できますね。

函館旅行の大きな目的を、またひとつ達成です。

２１：００　函館国際ホテルに帰着、１日目はここまで

ホテルの温泉を楽しんでゆっくり就寝

１泊２日函館旅行記【２日目】

（2日目行程表）

８：００	ホテル出発→（徒歩）函館朝市
１０：００	ホテルチェックアウト
１０：３０	元町エリア散策
１２：３０	函館公園
１３：３０	『元祖マメさん』（函館塩ラーメン）
１４：３０	五稜郭タワーでお土産購入 『五島軒 五稜郭タワー店』（カレー）
１６：３０	『ラッキーピエロ 峠下総本店』
１７：００	帰宅の途へ

８：００　　ホテルから徒歩でまたまた活イカ求めて函館朝市へ

朝食はホテルで取らないことを信条にしている私は、ホテルを出て函館朝市へ向かうのだった・・・

もっとも、この時は函館国際ホテル自慢の朝食ビュフェは中止していたので、選択はなかったのですが。

前日に続き、朝市でのターゲットも活イカ！

早朝から新鮮なイカを食べようと意気揚々としていたわけですが、ナ・ナ・ナント！？

どこもかしこも活イカが終了しているではないですか。

イカが不漁で数が少ないところへ、朝市で活イカを食べようと観光客が集中するのですから無くなるのも仕方がないというものです。

活イカ求めて朝市内のお店をさまよっていると、呼び込みのオバちゃんに声を掛けられます。

ええ～ッ、あるとこにはあるのですね！

活イカ定食１，５００円とは、観光地にしては良心的です。

ご飯に味噌汁・サラダにイカの塩辛付きで、来てよかったよ函館朝市。

今朝、採れたてのイカですから新鮮に決まっています。

さて、朝食後もフラフラしながらキンキを買ったりしていると、ゴッコ汁（５００円）ってお品書きを発見。

身はゼラチン質でプルプルしていて、タマゴもぬるぬるしているので、秋田名物ハタハタを連想させます。

醤油ベースのスープと出汁がよく合い、ツルっとした食感が美味です。

函館朝市でこそ味わえる珍しい食材を、ぜひお試しあれ！

１０：００　ホテルチェックアウト

朝市で朝食を済ませてからも、ゆっくりとホテル周辺をブラブラできました。

金森倉庫までも歩いて行けますので、立地がいいホテルでしたよ。

１０：３０　異国情緒が漂う函館・元町エリア散策

幕末の黒船来航をはじめとした外圧によって開港されたひとつが箱館、今の函館です。

早くから外国人街が形成され、ペリーも函館に来ています。

洋館やキリスト教会が作られ、北の異人街が残る元町地区は散策にピッタリです。

見学をして歩くだけではなく、食べ歩きもできるようなお店も並んでいます。

ゆっくり歩くこともできますが、今回は１泊２日の中で函館を満喫することが目的です。

１時間半で元町エリアを十分楽しめるコースを周りました。

１２：３０　子連れならマチガイなく楽しい函館公園

観光にはありがちですが、函館観光も見る・食べるが中心です。

大人はそれでも楽しめますが、子供となるとやはり退屈しがち。

元町エリアからは車で５分程度、歩いても行けるところに函館公園があります。

公園内には、博物館や小さな動物園など、子供が楽しめるような施設がいっぱいです。

小さな動物園といえども、動物との距離が近く、触れることもできるところが魅力。

途中の立ち寄りどころとして行ってみてはいかがでしょう。

わが家は博物館好きなので、とっても楽しめましたよ！

１３：３０　あっさりなのにしっかり濃厚！函館ラーメン『マメさん』

残念ながら、２０２３年８月に閉店してしまいました・・・・・

１４：３０　フランスカレーとイギリスカレー食べ比べ！『函館五島軒 五稜郭タワー店』

ラーメンでお腹を満たしたあと、そろそろ家路への時間も見えてきたところでお土産でも買うか！って話になりました。

そういえば、昨日行った五稜郭タワーにたくさんお土産あったねってことで、再び向かうことに。

ただ、そこで見てしまったのです！

カレーのお店があることを！

函館=カレーというイメージはないかもしれませんが、北海道民において“五島軒のカレー”といえば、函館発祥の高級カレーの代名詞です。

メニューを覗くと、“フランスカレー”と“イギリスカレー”の食べ比べができるではありませんか！

ラーメン食べたばかりなのにカレーが食べられるのかって話ですが、“カレーは飲み物”理論からいえばデザートみたいなもの。

しかも、フランスVSイギリスは、戊辰戦争における旧幕府軍ＶＳ新政府軍の後ろ盾だった国。

これは、カレーという名の代理戦争に他なりません！

さて、どちらがお好みかな・・・・・どっちも！！

食べた満足感は、どちらも甲乙つけ難し。

最後には、フランスカレー・イギリスカレーを混ぜたバージョンも食べるという、シェフが見たら卒倒する荒業もやってしまいました。

函館旅行２日目の午後は、食い倒れの様相となってきたのでした。

１６：００　チャイチキで〆なきゃ函館旅行は終わらない！『ラッキーピエロ 峠下総本店』

カレーも食べて、お土産もたっぷり買ったところで、いよいよ函館を離れるときがやってきました。

が、しかし！

まだ、函館旅行を終われない心残りがあります。

それこそ、函館限定のハンバーガー店・ラッキーピエロのチャイニーズチキンバーガー（通称チャイチキ）です。

函館旅行の最後に、ラーメン→カレーとグルメラッシュを決めている我が家としては、もちろんお腹はギブアップ寸前。

ということで、札幌への帰り道にある『ラッキーピエロ 峠下総本店』でチャイチキをテイクアウトすることに。

地元民からも人気があるだけでなく、函館でしか食べることができないので、観光客も来店が多く、いつも混みあっています。

この日も、少し並んで３人分のチャイチキを購入。

今夜のご飯はチャイチキだね！って買ったにもかかわらず、目の前にすると我慢ができません。

とはいえ、お腹が受け付けない状態なので、１個を３人で少しずつ食べて函館旅行を〆たのでした。

１７：００　帰宅の途へ

１泊２日でも存分に満喫した函館旅行。

ここから道央自動車道を利用、約４時間かけて札幌へ戻ります。

１泊２日で函館フリープラン！かかった費用はこちら！

　内訳はコチラ↓

項　　目	金　　額（3人合計）
五稜郭タワー入場料	2,480円
五稜郭駐車場料金	400円
函太郎食事代	5,000円
土方・啄木浪漫館料金	2,200円
函館山へ市電料金	630円
函館山ロープウェイ乗車料	4,500円
函館駅へ乗車料金	630円
いか太郎食事代	11,000円
函館朝市食事代	4,800円
元町駐車場料金	400円
イギリス領事館入場料	750円
元祖マメさん食事代	2,500円
五島軒食事代	2,200円
ラッキーピエロ食事代	1,400円

ふるさと納税を賢く利用しておトクに函館を旅しよう！

ふるさと納税を利用してトラベルクーポンでお得に宿泊してはいかがでしょう？
私たちが宿泊した函館国際ホテルもクーポン対象宿泊施設のひとつです。
寄付額も１万円～、クーポンも３，０００円分からあります。
ご自分の旅のプランに合わせて利用してみてくださいね！

まとめに

函館は手軽に楽しめる北海道旅行として人気の高いエリアです。

本当はゆっくりしたいけど、１泊２日しか日程がとれない人たちに活用していただきたいです。

予算にはホテル代と函館までの交通費（高速道路料金など）を加えていません。

宿泊代は節約して効率重視なら、函館駅周辺で宿泊するといいですね。

ゆっくり温泉を楽しみたいなら、宿泊は湯の川温泉や谷地頭温泉を利用するプランに組み込んでもよいかも！