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旅に出たい、くろーるです。
五稜郭って城だって知っていましたか?
攻めるに良し、守るに良しの最強の造りとヨーロッパで学んだ最新式の城なのです。
函館の歴史名所には欠かせない『五稜郭』観光に必要な情報をお届けします。
五稜郭公園・五稜郭タワーの料金と便利な駐車場
五稜郭タワー
五稜郭へ行ったら、一度は訪れたい場所です。
展望台から眺める五稜郭は、五角形の全体像を見下ろし壮観です。
春には五稜郭一面に咲く桜を眺めるスポットとしても有名です。
入場料:大人 900円 中高校生 680円 小学生 450円
営業時間:9時~18時
箱館奉行所
五稜郭公園内に復元された建物です。
函館戦争の歴史と日本古来の建築方法を間近で見学することができます。
入場料:大人 500円 学生 250円 未就学児 無料
駐車場
函館市芸術ホール駐車場
1時間まで200円、以後30分ごとに100円
五稜郭タワーの目の前にあります。
函館市五稜郭観光駐車場
1時間まで200円、以後30分ごと100円
五稜郭公園西側に隣接しています。
五稜郭公園に観光に訪れて必要になる料金は以上です。
五稜郭見学のおすすめスポット
土方歳三のブロンズ像
五稜郭タワーの中には、土方歳三のブロンズ像が三体あります。
五稜郭タワーに入ったホールには土方歳三の立像が、展望台には座像があって、どちらも写真スポットとしては最高です。
三体目は顔の像があるようですが、私は見つけられませんでした。
おすすめは、すぐ隣に寄り添って写真の撮影できる展望台の座像です。
関連記事:死因も遺体も不明?新撰組・土方歳三生存説を検証!!
武田斐三郎先生顕彰碑
五稜郭公園を順路通り進んでいくとけっこう早めに見つけることができます。
五稜郭の設計・建造者の武田斐三郎のブロンズ板があります。
ペリーも認めた深い知識の持ち主で、日本初の修学旅行を行った人です。
このブロンズ板の武田斐三郎の頭を撫でると学問にご利益があるそうで、頭がピカピカ光っています。
兵糧庫前の大砲
五稜郭公園内の旧箱館奉行所を出てから見える場所に、兵糧庫があります。
その兵糧庫の前に二門の大砲が置かれています。
一門は築島台場という砲台に設置されていたイギリス製の大砲です。
もう一門は、明治政府軍艦「朝陽」に搭載されていたドイツ製の大砲です。
本物の大砲を見ることも珍しいことですので、触れて幕末浪漫に浸ってはいかがでしょう。
歴史を知ればもっと面白い!五稜郭の簡単知識
日米和親条約により、外国船の補給港として開港されることになった函館。
その函館を防備するために五稜郭は作られました。
西洋の城郭の設計を真似して作られた、当時の最新式の城です。
五芒星の形をした五稜郭が『最強の城』と呼ばれるには理由があります。
①城の中からは攻める敵が見通すことができるため守りやすい。
②外から攻める敵は、城の中の兵を攻撃しにくくなっている。
③海からの艦砲射撃の届かない場所に作られている。
「五稜郭に籠って戦えば、簡単には負けることはない!」
といわれたほどです。
五稜郭の建造から2年後、大政奉還により江戸幕府は崩壊します。
鳥羽伏見の戦いから始まった幕府軍と新政府軍との戊辰戦争の最終地が五稜郭となりました。
榎本武揚率いる旧幕府軍は、ここに独立国家“蝦夷共和国”を建設する夢を見ていました。
最後のサムライ集団「新撰組」の隊士が多く従軍していたことも知られて事実です。
新撰組“鬼の副長”土方歳三の元、新政府軍に善戦するも破れ、土方歳三も戦死します。
榎本武揚は捕らえられ、蝦夷共和国の夢も終わりとなりました。
五稜郭を訪れると、生まれ変わる日本に翻弄された人たちの息遣いに触れるような気がしますよ。