(2020年6月時点では、施設・お店の変更はありません。コロナ感染対策として、臨時の休業をしている場合があります。各関連サイト・ホームページの確認をお願いします。)
旅に出たい、くろーるです。
坂は函館の魅力。
八幡坂から見下ろす函館の風景は、ドラマやCMでも使われてきました。
幕末に開港された港街のひとつだった函館。
その中でも元町地区は、異国情緒の漂うロマンチックな街並みが魅力です。
函館を代表する観光スポットでもある元町地区を、すべての名所まわる1時間半のコースを紹介します。
これを見たあなたは、このコースのまま廻るだけ!
函館元町ルートⒶ函館市営駐車場→Ⓑペリー像→Ⓒ旧イギリス領事館
ひとまず車で函館市営駐車場へ行きます。
函館市営駐車場は、市電『末広町』停にも近いので、市電利用でもほぼ同じコースからスタートできます。
すぐ向かいにペリー広場があります。
ペリー広場には、黒船来航150年を記念して建立された「ペリー提督来航記念碑」があります。
1854年の日米和親条約で外国船の補給港として函館は開港されました。
“黒船来航”でお馴染みのペリーも函館へやってきたとは知りませんでした。
歴史の教科書でしか見たことのないペリー像で記念写真。
旧イギリス領事館が、すぐ目の前にあります。
白い外壁に青い扉が印象的な旧イギリス領事館は、洋館らしい情緒に溢れています。
何度か火災で焼失しているそうですが、その度に再建され、函館の有形文化遺産に指定されています。
領事執務室から眺める函館の街並みは、最高に美しいのです。
ここにイギリス領事館が建てられた理由も、きっと美しい街並みが見えるからではないでしょうか。
函館元町ルートⒹ旧相馬邸→Ⓔ八幡坂→Ⓕ大三坂
旧イギリス領事館を出ると、すぐ上には旧相馬邸があります。
函館の豪商・相馬哲平の私邸で、国の重要文化財にも指定されています。
この日は、残念ながら休館だったので、旧相馬邸の前を通過して八幡坂へと向かいます。
八幡坂は、函館・元町地区の名所スポット。
真っすぐに函館湾まで延びる坂と、その先に浮かぶ青函連絡船「摩周丸」とのベストマッチが魅力です。
CMやドラマといった撮影スポットでもあります。
この日は、まだ冬の名残が残る時期のため殺風景ですが、春夏秋冬の景色が映える魅力があります。
八幡坂を横切り、大三坂へと向かいます。
大三坂を登っていくと、元町の教会群が見えてきます。
函館元町ルートⒻカトリック函館元町教会→Ⓖハリストス正教会
大三坂の途中にカトリック函館元町教会があります。
ミサがやってなければ出入りは自由です。
カトリック函館元町教会で最初に目を引くのは、美しいライトブルーの天井。
星を散りばめた青空のような色を見上げてしまいます。
また、両壁にある『十字架の道行き』と言われる彫刻もじっくり鑑賞しましょう。
ローマ法王から送られたという、イエス・キリストの受難から復活までを14枚の場面にして飾られています。
私は見ませんでしたが、カトリック函館元町教会の裏手には「ルルドの洞窟」という聖母マリアの像もあるそうです。
見逃さずに寄ってみましょう。
カトリック函館元町教会を出て大三坂を登りきり、右手へ曲がるとハリストス正教会となります。
この日は、ハリストス正教会ではミサが行われていました。
ミサを見学することは初めてでしたが、とても敬虔な心もちにされました。
聖堂は重要文化財にも指定されているとのことですが、聖堂内にはイエスの像を中心に多くの絵画が描かれています。
知識の無い私にはわかりませんが、キリストの十二使徒のように見えました。
ささやかながら、拝見料として寄付をさせていただきました。
函館元町ルートⒼハリストス正教会→旧函館区公会堂→Ⓗ駐車場へ戻る
ハリストス正教会を出て、道沿いを歩くとたくさんのお店があります。
そのまま歩いていると旧函館区公会堂が見えてきます。
旧函館区公会堂は、保存修理中のため見学はできませんでした。
外装も覆われていたので見えません。残念。
旧函館区公会堂前の元町公園に沿って下っていくと、旧相馬邸→旧イギリス領事館を経て、函館市営駐車場へ戻ってきます。
ここまでの所要時間は、1時間と少し。
旧相馬邸や旧函館区公会堂が見学できたとしても、1時間半ほどで見学できます。
異国の街をブラブラ歩くような、ゆっくり散策を楽しんでくださいね。